鉄道博物館

parasol2007-10-20

秋葉原交通博物館が閉館して、約1年半、大宮に鉄道博物館として10月14日にオープンしました。さすがにオープンの週末は混雑して行けないと思ったので、オープン翌週の本日、行ってまいりました。

鉄道博物館には、大宮からニューシャトルという新交通システムで1駅乗った鉄道博物館駅が最寄り駅となります。鉄道博物館の開館にあわせて改装されたようで駅は大変綺麗です。
また、乗客が増えることを見越して、臨時列車も出ています。

開館は10時なのですが、混雑すると思ったので開館30分ほど前に着いたのですが、お客さんは、500人近く並んでました。

開館時間になると、100人ずつに区切って中に入ります。本当はSuicaを登録して入場できるのですが、現金での券売機が早く入れるとの案内で、現金を入れてICカードを借ります。(このICカードは帰るときに返さないといけません)
後で気づいたのですが、JRで前売り券を買うと、同じ値段でワンドリンクサービスです。行く日が決まっているのであれば、こちらがおすすめです。

博物館は大きくヒストリーゾーン、ラーニングゾーン、屋外展示に分かれています。


まずは1階のヒストリーゾーンに展示されている車両を見ます。日本で最初の蒸気機関車から、昭和40年代の特急列車の先頭車まで、30両以上が展示されています。

ここでは、一部の展示車両について、地下に入って、下から車両を見ることができます。たとえば、アプト式鉄道では、急勾配を上るために、車軸にギアを1つ追加しているのですが、この様子がよく分かります。

その後、鉄道ジオラマを見学します。ここには、幅25m、奥行き9mの日本最大級の鉄道模型ジオラマがあり(レールの延長は1400mにもなるそうです)、このレール上を、埼京線・山手線といった通勤列車や、新幹線、スーパービュー踊り子などの特急列車が走り回ります。ジオラマの前のベンチは、幼稚園以下の子供専用なのですが、解説のナレーションが聞き取れないほど子供がうるさく、また親から離れたうえ、暗くなるため泣き出す子供がいるなど、無法地帯でした。

ここまでくるともうお昼近くになっていたので、昼食をとります。レストランもあるのですが、長蛇の列なので、駅弁を買って、3階にある休憩所で食べます。休憩所の窓のすぐ横を、東北・上越長野新幹線が通過します。ここまで近くで走っている新幹線をみれる箇所もそうないので、穴場でした。休憩所のテーブルにも新幹線の図面が描いてあって、鉄道していました。

この休憩所以外に限らずこの博物館は、全体的に座ってお休みできるところが多いので、3世代でも安心だと思います。

屋外展示では、ミニ運転列車と、ミニシャトルがあります。ミニ運転列車は、小さい列車でレール上を走れるもので、信号システムなども入っており、かなり本格的なもののようです。気づいたときには予約がおわっており、体験できず、大変残念です。(200円です)

ミニシャトルは、新幹線の形をしたミニ運転列車が4両程度つながったもので、こちらは予約なし、無料で乗れるのですが、常に人が並んでいて、1時間待ち。

もう1つの目玉が「SLの運転シミュレータ」で日本初だそうです。こちら、午前15人、午後12人限定だそうで、整理券はすぐになくなってしまいました。(500円です)
秋葉原交通博物館にあった運転シミュレータも、大宮に来ていました。私たちは、山手線の運転シミュレータに乗りました。1987年の山手線を疑似体験できます。秋葉原の再開発などは当然なく、看板なども古くて、懐かしい感じです。


ミュージアムショップも混雑していました。記念にハンドタオルと、新幹線ストラップを購入してみました。

大宮から1駅ということで、今までよりずいぶん、行くのは大変になってしまいました。(汐留に作ってくれればよかったのですが)。ですが、それを除けば広くて綺麗で、快適です。

今日は混雑していましたが、思ったほどではありません。たぶん、今日以降、今より混雑することはないと思うので、2〜3ヶ月経てば、もっとゆっくり見学できるようになりそうです。