ピーターラビットとビアトリクス・ポターの世界展

parasol2007-09-01

銀座のミキモト本店6階ミキモトホールで行なわれている『ピーターラビットビアトリクス・ポターの世界展』に行ってきました。
今月から公開される「ミス・ポター」に先駆けてピーターラビットと楽しい時間を過ごすことができました。
ピーターラビットを生み出したビアトリクス・ポターの愛用した品や直筆画の展示をはじめ、映画撮影の際使用された衣装や小物等、貴重な展示もあります。
ビアトリクス・ポターの年表によると、デビュー作は持込んだ出版社と最終的に価格が折り合わず初めは自費出版だった。ただ噂をききつけたコナン・ドイルも自分の子供の為に買ったなど、最初から評判は良かったらしいです。才能は誰から見ても分かるものですね。出版した翌年には大ベストセラー作家です。(100年前のJ・K・ローリング?)
ピーターラビットに登場する植物や動物、自然の描写は少女時代から、育まれた環境にある事が実感できました。作家になる前のきのこの絵は繊細なタッチで見とれてしまします。。晩年は自然保護にも熱心に取り組み、印税で農場を買い取るなど、豊かな自然を守るために努めたそうです。
ピーターラビットは、子供向けの絵本ですが、結構ストーリーとしては皮肉たっぷりです。今では当たり前のことでも、当時は許されなかった事も多かった。社会に対する痛烈な批判もあったのでしょうか。
主演女優のレニー・ゼルウィガーが着た衣装も展示されていました。