足立清掃工場

parasol2007-08-25

今日は大人の社会科見学ということで、足立清掃工場の見学会に行ってきました。
会場は20人弱で、夏休み終了を控えた小学生がたくさんいました。

最初はビデオを見ます。ゴミが出た後、どのように処理されるかを順序を追って説明しています。

ビデオを見た後、実際の工場の見学です。ゴミ収集車からのゴミは、清掃工場の中のゴミバンカーという場所に入れられます。これは巨大なゴミ溜めで、高さ30mほどあります。
ゴミバンカーには、ゴミクレーンという機械があります。これは、ゴミをつかんで引き上げるもので、1回で2トンものゴミをつかむことができます。
また、ゴミは、すぐに焼却炉に入れるわけではなく、数日、そのままになっています。たとえば、濡れているゴミなどは、このようにして、焼却しやすくするそうです。

清掃工場は、あまりにも清潔で、ゴミ問題の重要度をあまり感じることができないのですが、さすがに、ゴミクレーンが掴んだゴミは、「ゴミの固まり」で、清掃工場に来たことを実感できます。

焼却の終わったゴミは、当然灰になるのですが、最近は、この灰を高熱で加工して、スラグと呼ばれる人工砂にするそうです。これにより、ダイオキシンなどの有害物質を封じ込めることができ、また、建設資材として使えることから、最終埋め立ての量を減らすこともできるとのことです。

意外にも、最近、東京23区では出されるゴミの量は減少傾向にあるそうですが、それでも、1日1人、約1kgのゴミを出しているそうです。
また、埋め立て処分場も、そう簡単に増やせるものでもないそうです。
やはりゴミは出さないように、無駄なものは買わないなどの工夫が必要と感じました。