『京都五山禅の文化展』

parasol2007-08-17

今日は上野にある東京国立博物館・平成館で開催されている『京都五山禅の文化展』に行きました。
京都五山やゆかりの寺院等に伝わる、鎌倉時代から室町時代の禅文化の名品が展示されています。
中国から最新の文化を学びながら日本独自の禅文化を形成していった流れを学ぶことが出来ます。最初に伝わってきた鎌倉時代は、宗教対立もありましたが、徐々に受け入れられ文化として定着します。そして足利義満の時代には宗教・文化・外交と、時の権力と密接に結びつき金閣寺に代表される王朝文化の花を開かせました。
展示場内はそれほど混雑していなく年配の方が多かったです。高僧の肖像画、坐像をみるとお顔の表情が個性豊かに表現されて、高僧の人となりが想像できます。これまでほとんど展示されなかった袈裟も出展されています。
禅といえば『座禅』に代表される修行を思いつきますが、これは仏像などに礼拝するよりは自らにある「ほとけ」を見出す行いを重視するそうです。私自身は根性がないため修行は向きませんが、当日も「座禅会」のイベントが行なわれていました。