シャッターアイランド
レオナルド・ディカプリオ主演のサスペンス映画です。精神病院・殺人事件・第2次世界大戦のトラウマ、怪しそうな医者など、要素満載。何があっても驚かない状況です。結論は予想つくかも知れません。
このような状況なので、ストーリーに期待しすぎると「なーんだ」となる可能性も高いのですが、緊張感ある映画になっていて、引き込まれます。雰囲気を楽しみましょう。
ボルゲーゼ美術館展
都立美術館で開催されているボルケーゼ美術館展に行ってきました。
ボルケーゼ美術館はローマの北にある、シピオーネ・ボルゲーゼというイタリア貴族が17世紀に設立した美術館です。入るためには予約が必要だそうです。
建物は、シピオーネ・ボルゲーゼが集めた美術品を展示するために作られたもので、珍しく、日光が入る中で作品が展示されている部屋もあります。
シピオーネ・ボルゲーゼの叔父が教皇だったこともあり、ルネッサンス期の宗教画が展示の中心でした。展示作品は50数点と大きくないのですが、そのためかお客さんも少なく比較的ゆっくり作品を観覧することができました。
メインとして、ラファエロの「一角獣を抱く貴婦人」とカラヴァッジョの「洗礼者ヨハネ」が展示されているのですが、これらの画家の作品はこの1点ずつのみで、あまり名前を知られていない画家の作品も多いです。ただ、これが、17世紀の貴族が好んだ作品ということで興味深く見ることができます。
ボルゲーゲコレクションではないのですが、江戸時代の支倉常長が、このボルゲーゼ美術館の建物に来たことがある、という縁で、当時の画家が書いた肖像画も特別出品として展示されています。当時、カトリック教会は自分たちの布教活動の成果として、慶長使節団を歓待したとのことですが、当時の日本人の絵画として、貴重なものだそうです。
ルノワール展(伝統と革新)
国立新美術館で開催されているルノワール(伝統と革新)展に行きました。日本でも人気の高い画家だけあって、寒くて雨の降るなか、盛況でした。
初期から晩年までの作品が80点ほど展示されており、ルノワールの絵画の変遷もとらえることができます。
印象派の画家としてモネと双璧という印象が強いルノワールですが、ルノワールは途中から独自の画法を作っていきます。作成順に作品が並べられているわけではないのですが、同じ主題を扱った絵を見比べると違いが分かります。
2年ほど前に、Bunkamuraで「ルノワール+ルノワール展」というのがあって、ここはルノワールに加えて子のジャン・ルノワールを加えた展示で新鮮な印象があります。
一方、今回は正統派なルノワールの絵画の展示でした。
PCパーツ新調
使っている古いPCの調子が悪いので、PCを新調することにしました。
ただ、この時代、あまりお金をかけることもないので、以下のようなスペックです。
- CPU Celeron E3200
- メモリー DDR2-800 2G x 2
- マザーボード GA-G31M-ES2L
- ケース MicroATX Slimケース 300W電源つき
合計でおよそ25,000円。
ディスクは古いPCから流用したのですが、CeleronといってもDualCore、メモリも4GBで、普通にWindows7が動きます。時間をみて、ビデオカードを別途追加しようと思います。
コロー展
国立西洋美術館で開催されているコロー展です。今日はあいにくの雨でしたが、盛況でした。
コローは、19世紀に活躍したフランスの画家で有名な絵もあるのですが、コローをテーマにした展示会はこれまでほとんど開催されていなかったそうです。
確かに、1つの絵としてみると、派手さもなく、暗めの色を使ったものなので、地味な絵と思われるかも知れませんが、森、1つ1つの木の表現と、風景全体の陰影の付け方が印象的です。
風景画に加えて、人物画もいくつか展示されており、美術館のポスターでは、コローのモナリザと称される「真珠の女」が表示されていました。
これらを含めて、作風の変化、風景画における構図について考えていると、この画家がなぜ、美術史上、これほど大きな影響を与えたのか、その魅力が分かるような気がします。