コロー展

国立西洋美術館で開催されているコロー展です。今日はあいにくの雨でしたが、盛況でした。

コローは、19世紀に活躍したフランスの画家で有名な絵もあるのですが、コローをテーマにした展示会はこれまでほとんど開催されていなかったそうです。

確かに、1つの絵としてみると、派手さもなく、暗めの色を使ったものなので、地味な絵と思われるかも知れませんが、森、1つ1つの木の表現と、風景全体の陰影の付け方が印象的です。
風景画に加えて、人物画もいくつか展示されており、美術館のポスターでは、コローのモナリザと称される「真珠の女」が表示されていました。
これらを含めて、作風の変化、風景画における構図について考えていると、この画家がなぜ、美術史上、これほど大きな影響を与えたのか、その魅力が分かるような気がします。