インカ・マヤ・アステカ展

parasol2007-07-22

上野の国立科学博物館で開催されている、インカ・マヤ・アステカ展に行きました。有名な美術館の展示ではなく、早割ペアチケット(2人で1,800円)が売られているくらいなので、それほど混雑していないのでは?と甘く見て、午後から出かけたところ、意外にも、大盛況でした。中学生以下入場無料、が効いたのでしょうか。

日本から見ると、中南米の3文明は、どれも似たもの、と考えてしまいがちですが、たとえば、マヤは密林に、アステカは湖など水上に、インカは高地に、と生まれた地形が違い、それぞれの特徴があります。

中南米の遺跡に関する出土品や石像は。通常のユーラシア大陸とは違った造形で、大変興味深いもので、また、独自の発達をみた暦や天文学についての内容も紹介されており、世界には、多様な文明が存在しており、我々が生きている現代の文明が、絶対的なものではないということを、改めて感じます。

いずれにせよ、大混雑だったので、もっとゆっくり見たかった気はします。

出口にはツアーの案内が出ています。それなりの金額はしますが、いつかは行きたいところの1つです。

特別展を見た後は、シアター360を見ます。ここは愛知万博の日本館で展示されていたシアターが移設されたもので、プラネタリウムのドームが上下に組み合わされたイメージで、球体のスクリーンに映像が出て、なかなか楽しめます。
その後、リニューアルした日本館を見学。ここは昔の本館がリニューアルしたものです。日本人の起源や日本の自然、和時計や天球儀など江戸時代までの自然科学の流れが学べます。

科学博物館は、子供のころから、数え切れないほど行ってますが、いつ来ても新しい発見があり、楽しいところです。