からくり人形と死闘

先日購入した「大人の科学」のからくり人形キットですが、だいたい組上がりました。2つあって、「茶運び人形」は完成しました。もう1つの「弓引童子」は難航。だいたいできているのですが、うまく弓を放ってくれないのです。
私の会社は明日からあるので、今日はここまでにして、うまく動いた方を紹介します。

  • 部品組み立て中


人形は、台車・胴体・胸部というような部品をまず組み立てていきます。このキットは主要な部品は、木材をイメージしたような色のプラスチックになっています。
このあたりは、さすが学研となっていて、向きなどを間違えやすいところは、左右非対称で組み合わせられなくなっていたり、間違ってもすぐ気づくようになっています。また、説明書も注意点などを含めて分かりやすく記載されています。
写真は、左上が胸部、左下が動力部、中央が左側面、右側が台車という感じです。
胸部は中央の竹の筒みたいな部分が動くようになっていて、人形の「お辞儀」を実現します。
台車では手前(写真では下)に白いプラスチックの部品がついていますが、これは「足」です。実際に動くときは前後に動いて歩いているように見えます。芸が細かいのです。

  • 全体を組み立てる


これらの部品を組み合わせるとこの写真のようになります。人形の中央に見えている大きな太鼓のようなもの(円柱に見えますか?)は、ゼンマイです。さすがに、ゼンマイを部品から組み立てるのは無理なのでしょう、ゼンマイは完成品としてついていて、人形に取り付けるようにな仕組みになってました。
ゼンマイの右側に白い歯車と茶色い円盤がついています。茶色い円盤には何箇所かの突起がついてます。これが、首や足の部品を押して、方向転換やお辞儀などの動作を実現するのです。(この説明だけでは分からないと思いますが。。)

  • 一通り完成


組み立てた部品に首・手・お盆を取り付けると、まずは完成です。ここまでで一通りの動作を試してみることができます。
お盆の部分がスイッチになっていて、ここに茶碗を乗せると人形が動き出し、お辞儀をしたところで茶碗をとると停止します。
そして再度茶碗をお盆に乗せると、反転して進みます。

着物を着せると完成です。


1つ1つの仕組みはそれほど難しいということでもないのですが、これらを組み合わせ人形というものにまとめているアイデアは昔の人はよくこんなことを思いついたなぁ、というところです。感心しました。
また、キットとしても組み立てやすく、説明書も詳しいので、迷うことなく進められると思います。
キットについての細かい注文はあるにせよ(付属のドライバーが使いにくいとか、ねじが間違えやすい、一度間違えると直すのが大変、など)、お正月のホビーとしては満足しました。

明日は会社なのでもう寝ます。